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2016.07.29
8月31日は野菜の日 切って干すだけ! おいしさUP  保存性UP  うまみがギュッと凝縮!! 〜自宅で簡単に“ドライベジタブル”〜 夏の晴れの日には“野菜を干そう”

タキイ種苗では、8月31日の「野菜の日」に向けて、身近な野菜をもっとおいしく食べていただく1つの方法として、自宅で簡単にできる“ドライベジタブル(干し野菜)”の作り方・保存・調理方法の情報をお届けいたします。
“ドライベジタブル”は、家の庭やベランダなど、日当たりのよい少しのスペ−スがあれば自宅でも気軽に作ることができます。また、野菜は天日で干すことで、味が濃くなって食感もよくなります。

タキイの野菜ソムリエ 岸田英三もおすすめの“ドライベジタブル”の魅力とは!!

◆ドライベジタブルのいいこと
・保存性UP!
食材を腐らせてしまう主因の水分が抜けた状態なので、生よりも数倍日もちします。乾燥させればさせるほど保存期間も長くなる便利な食材です。
・おいしさUP!
野菜の水分が抜けることで、うまみや甘みが一気に濃縮!加えて調理の際に味が染み込みやすくなり、程よい歯応えが楽しめるのもおいしさの秘密です。

◆ドライベジタブルに適した時期
晴天の日が続く春〜夏にかけて、気温が高く水分が蒸発しやすい夏、空気が乾燥している秋〜冬が適します。

◆ドライベジタブルに向かない野菜
ホウレンソウやレタス、モヤシなど、水分含量が極端に多い野菜は、乾燥途中でカビが生えたり傷みやすくなるので避けた方がよいでしょう。

◆ドライベジタブルの作り方
① 洗って切る
野菜は、「皮付きのまま」で行うのがポイントです。干すと縮んでしまうので少し大きめに切りましょう。
② ざるなどで干す
カラッと晴れた日の9時〜15時までがベスト! 翌日も干す場合は、夜は一旦保存袋に入れて、冷蔵庫で保存しましょう。
③ 干し具合の目安と保存方法
しんなり・・・5〜8時間干した程度では、そのまま調理します。
(保存方法)野菜の水分が抜けきっていないため冷蔵庫で保存し、2、3日ほどで早めに調理して使いましょう。
カラカラ・・・2〜5日間じっくり干した場合、基本的に水にひたして戻してから調理します。
(保存方法)湿気のない場所で、密封容器や乾燥剤などを入れた袋に入れ、常温または冷凍庫で保存しましょう。


タキイ種苗(株)
野菜ソムリエ
岸田 英三

◆作り方は簡単!!
専用のネットやざる + お好きな野菜を用意して切って干すだけです。

●野菜を切る
「皮付きのまま」切るのがポイント。
干すと縮むので、少し大きめに切ります。
●トマトはタネを取り除く
水分の多いトマトはカビが発生しないように、あらかじめスプ−ンなどでタネを取り除いておきます。そのほか水分の多い野菜は干す前にしっかり水分を拭き取っておきましょう。
●天気のよい日の9〜15時までに干すのがベスト!

●5日後、太陽の恵みを一杯にあびたドライベジタブルが完成!!

・トマト
・カボチャ
・タマネギ
・ブロッコリ
・パプリカ
・ナス
・ニガウリ
・エノキ

・ダイコン
・ジャガイモ
・キュウリ
・キャベツ

◆フードコーディネ−タ− 川淵智子さんおすすめの
  “ドライベジタブル”を使ったレシピをご紹介!

うまみや甘みが増して、ドライベジタブル独特の歯応えで満足感たっぷり!

ドライトマトの彩りピンチョス ドライベジタブルのほっこり煮
材料(12個分)
干しミニトマト ・・・ 6個
干しピ−マン ・・・ 1と1/2個
モッツァレラチーズ ・・・ 60g
生ハム ・・・ 6枚
A オリ−ブオイル ・・・ 大さじ2
A レモン汁 ・・・ 大さじ1
A 塩、ブラックペッパ− ・・・ 各適宜
作り方

干しミニトマトは縦半分、干しピ−マンは
  縦4等分、横2等分に切る。

①をAの調味液に15分ほど浸けておく。

②と半分に切った生ハム、モッツァレラ
  チーズをピックに刺す。

※野菜の干し具合は、しんなりする程度(5〜8時間が目安)。
※モッツァレラチーズの変わりに他のチ−ズでもOK。

材料(4人分)
干しダイコン(乱切り) ・・・ 1/2本
干しニンジン(乱切り) ・・・ 1本
手羽先 ・・・ 8本
ショウガ(薄切り) ・・・ 1片
万能ネギ(長さ4cm) ・・・ 3本
サラダ油 ・・・ 小さじ2
A しょうゆ ・・・ 50cc
A みりん ・・・ 大さじ2
A 砂糖 ・・・ 大さじ1
A 水 ・・・ 2と1/2カップ
作り方

鍋にサラダ油を熱し、手羽先を表面に
  焼き色が付くまで強火で焼く。
  干しニンジンを加えサッと炒め、
  Aの調味液、ショウガを加えて
  ひと煮立ちさせる。

火を中弱火にし、ふたをして約10分煮る。
  万能ネギを加えて火を止める。

※野菜の干し具合は、しんなりする程度(5〜8時間が目安)。


作り方

酢(180cc)、砂糖(100g)、塩(小さじ1)を混ぜてひと煮立ちさせた調味液に、干し野菜を漬けておくだけで、うまみが凝縮して甘酢漬けに変身!疲労回復にもぴったり!

【監修】川淵智子
テ−ブルファクトリ−主催。レストランメニュ− のプロデュ−スやテ−ブルデコレ−ションに関す るイベントの企画・運営などを中心にテレビ、CF、 料理本などを手がける。
ドライベジタブルのピクルス