調べる

葉・茎・花軸・花梗に発生する。初め、黄褐色水浸状の小斑点、のち拡大・融合して、中央が淡褐色で周囲が黒褐色ないし灰褐色、不整形の病斑を形成する。病斑は表面のみで、深く内部組織に及ぶことはまれである。葉の病斑面は脂状を呈する。病斑部は発育が阻害されるので奇形になったり、先端部の枯死を起こす。

病原：細菌　シュードモナス　キャナビアーナ　pv.　アリサレンシス
アブラナ科作物全般に発生する。厳寒期と盛夏とを除き、栽培期間中には発生する。生育の衰えた葉に発生しやすく、生きのよい葉ではほとんど被害はない。雨の飛沫で伝搬するので降雨の頻繁なときに発生が多い。病原細菌は被害植物残さとともに土壌中で生存し、１年以上生存する。

多発圃場では連作を避ける。消毒済み種子を利用する。
防除薬剤として、スターナ水和剤、キノンドー水和剤40、クプロシールド、Ｚボルドーが利用できる。生物薬剤としてマスタピース水和剤がある。