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蛾の仲間。幼虫が食害する。
幼虫は生長すると体長３〜４センチになる（写真1）。体色は緑色・褐色・黒色とさまざまで、背中に白色・黒色の筋が何本もあることにより、アワノメイガと区別できる。
多発すると黒色の幼虫が多くなる。

幼虫は主に葉を食べ、体が大きく、食害量が多いので、多発すると葉がボロボロになる。
子実に潜り込んで食害することもある（写真2）。ふんが３ミリくらいで大きく丸いので、アワノメイガと区別できる。

初夏から秋まで年３〜４回発生し、スイートコーンでは６〜７月に被害が多い。
普段は発生は多くないが、時々局地的に大発生する。
イネ・アワ・ヒエなどのイネ科作物に発生する。

トレボン乳剤などを散布する。
発生が少なければ、家庭菜園ではふんを目印に幼虫を捕殺する。
家庭菜園ではネットを被せて成虫の侵入・産卵を防ぐ（アワノメイガの項を参照）。

注．2003年の改正農薬取締法施行にともなって、「トウモロコシ（子実）」と「未成熟トウモロコシ（スイートコーン）」の区別が明確になったが、登録作物名の「トウモロコシ」には「未成熟トウモロコシ」が含まれ、スイートコーンにも使用できる。ここでは「トウモロコシ」または「未成熟トウモロコシ」に使用できる薬剤を示した。