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セミやカメムシの仲間。成虫・幼虫が食害。
ワタアブラムシ（写真1）、ジャガイモヒゲナガアブラムシなど数種類が発生する。
体色は種類によって灰色・緑色・黄色などさまざまで、体長は0.5〜３ミリ。

成虫・幼虫が葉や茎の汁を吸うので株が弱る。
ワタアブラムシが新梢で多発すると、葉が内側に巻いて丸くなる（写真2）。
ジャガイモヒゲナガアブラムシが発生すると、葉の組織が破壊されてその部分が黄色くなる（写真3）。病害と間違いやすいが、葉裏に虫やその抜け殻が見つかることにより区別できる。
汁を吸って糖分を含む液体を排泄するため、多発すると排泄物の上に黒いかび（すす病）が発生する（写真4）。
汁を吸う時にウイルス病を媒介する。

春から秋まで10回以上発生する。雑草などから飛来し、５〜６月と９〜10月に多く、夏は少ない。ハウスでは１年中発生する。
繁殖が非常に速く、１〜２週間で激発することがある。一方、天敵も多く、急に減ることもある。
カボチャ・ナスなど、さまざまな野菜や花、果樹で発生する。

ベストガード水溶剤、ウララDF、コルト顆粒水和剤、ダントツ水溶剤などを散布する。
育苗期〜生育期にスタークル粒剤、アルバリン粒剤、育苗期後半〜定植時にベリマークSC、プリロッソ粒剤などを処理する。
家庭菜園では発生の多い春にサンサンネットなどの被覆資材を被せて成虫の侵入を防ぐ。