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蛾の仲間。幼虫が食害。
幼虫は卵からかえったばかりのときは体長５ミリくらいで、体長４センチまで成長する。体色は緑色・褐色・黒色などさまざまである。頭の後ろに一対の黒く丸い斑紋（写真1）があることにより、ヨトウムシ（ヨトウガ）と区別できる。

成虫は数十〜数百個の卵を塊で産むので、卵からかえったばかりの若齢幼虫は集団でなめるように食べ、その部分が白っぽくなり、後に破れる。
大きくなった老齢幼虫はあちこちに散らばり、猛烈に葉を食べてボロボロにする（写真2）。果実も食べることがある（写真3）。

初夏から秋まで３〜４回発生し、８〜10月に多い。
ダイズ・ナスなど、さまざまな野菜や花で発生する。

若齢幼虫は数枚の葉に集中しているので、白っぽく見える葉を捜し、切り取って処分する。
アファーム乳剤、フェニックス顆粒水和剤、アニキ乳剤、グレーシア乳剤などを散布する。
家庭菜園では５ミリ目合いのネットを被せて成虫の侵入・産卵を防ぐとともに、ネット上の卵塊（黄褐色の毛に包まれている）を捜してつぶす。