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病害虫・生理障害

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ハクサイダニ

データ作成年月日:2023/1/25

写真1(HT)

写真2(HT)

ダニやクモの仲間。成虫・幼虫が食害する。
成虫の体色は赤みがかった黒色で、体長1ミリ(写真1)。足は赤い。
アブラムシ類は虫同士がひっつき合ってほとんど動かないが、ハクサイダニは虫同士が離れていてゆっくりと動き回るので区別できる。

被害

葉の表にも裏にも虫がたくさんいて葉の汁を吸い、葉が白っぽくなって枯れ、最後は株全体が枯死する(写真2)。
厳寒期の1〜2月に被害が発生し、油断している時期なのでびっくりする。

生態

夏は土中で眠り、11〜4月のみに活動する変わり種。多発時期は1〜2月。
ハクサイ・コマツナ・チンゲンサイ・ホウレンソウなど、さまざまな野菜で発生する。
どこにでも発生する虫ではなく、突如として局地的に発生する。

防除

ハクサイダニの発生後に散布できる登録薬剤はない。
野菜類のハダニ類に登録のあるサンクリスタル乳剤、アカリタッチ乳剤、粘着くん液剤、サフオイル乳剤などが散布されていると発生は少ない。

ご注意

文中に記述のある農薬の登録内容は、すべて上記データ製作日時点のものです。ご使用に際しては、必ず登録の有無と使用方法(使用時期、使用回数、希釈倍数、処理量など)をご確認ください。

農薬登録のない薬剤を使用したり、登録条件以外の使用をすることは、農薬取締法で禁止されておりますので、生産物の商品性や産地としての信用を著しく損なう恐れがあります。また、生産者の健康被害に対する配慮も肝要です。

農薬の適用の対象や使用基準など、登録の内容は時期や地域によって異なります。間違った使用をされますと、効果がないばかりか作物に薬害を生じる恐れもあります。

本文の記述には万全を期しておりますが、使用農薬の選択および使用方法につきましては、お近くの種苗専門店や農協、公共の指導機関などにご確認の上、使用される農薬の注意書きをよく読んでお使いくださるようお願い申し上げます。

病害虫の診断は、判断が非常に難しい場合があります。詳しくは、農協または公共の指導機関にご相談ください。