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ハエの仲間。幼虫が食害する。
幼虫は体長１〜３ミリ、乳白色の脚のないウジムシで、莢の中で蛹になる。蛹は褐色〜黒色で（写真1）、成虫になるときに莢を突き破り、後に蛹の殻が残る（写真2の莢の下端付近）。

幼虫が莢の中の豆を食べる。
莢が変形し、とっくり形になったり、ひょうたん形になったりする（写真2）。

１年に数回（よく分かっていない）発生を繰り返し、西日本では７月、東日本では９月に発生が多い。
莢の中でかびと共生していて、白い菌糸が見られる。
ダイズのほかには、ハギの仲間で発生する。

開花が終わったころから莢ができ始めるまでのころにトレボン乳剤、アルバリン顆粒水溶剤、スタークル顆粒水溶剤などを散布する。
サンサンネットなど被覆資材を被せて成虫の侵入を防ぐ。

注．2003年の改正農薬取締法施行にともなって、豆類（未成熟）（さやいんげん、えだまめ、さやえんどう、実えんどう、未成熟そらまめ、未成熟ささげ、未成熟ふじまめなど）という作物群が登録対象として設定された。一方、いんげんまめ、だいず、えんどうまめ、そらまめ、豆類（種実）のみに登録されている薬剤はこれらの豆類（未成熟）には使用できなくなった。ここではえだまめまたは豆類（未成熟）に登録のある薬剤を示した。