調べる

カブトムシ・テントウムシの仲間。成虫が食害する。
エダマメにつくコガネムシ類はたくさんいるが、主なものはマメコガネ（写真1）・ヒメコガネ（写真2）・ドウガネブイブイの３種類である。
マメコガネは金属光沢のある緑色、体長1センチで、背中の両側に白い毛が見える。ヒメコガネは金属光沢のある緑色または紺色、体長1.5センチでやや細長い。ドウガネブイブイは光沢の乏しい錆びた銅色、体長２センチでずんぐりしている。

畑の外から成虫が飛んできて、葉を食い荒らす（写真1〜3）。
被害は派手だが、成葉を食べるため、生育や収量にはあまり影響しない。

３種類とも６〜８月に多発する。
３種類ともさまざまな野菜・花・果樹の葉を食い荒らす。幼虫は植物の根を食べるが、エダマメでは実害は少ない。
飛ぶ力が強く、遠方からも侵入してくる。
被害が毎年多い（成虫の飛び込みの多い）畑とそうでない畑がある。また、年によって被害程度が大きく異なる。

葉が少しぐらい食べられても、収量にはほとんど影響しないため、成虫が少ない場合の防除は不要である。
成虫の発生が多い場合はヨーバルフロアブルなどを散布する。土壌中の幼虫に対してダイアジノン粒剤５を処理する。

注．2003年の改正農薬取締法施行にともなって、豆類（未成熟）（さやいんげん、えだまめ、さやえんどう、実えんどう、未成熟そらまめ、未成熟ささげ、未成熟ふじまめなど）という作物群が登録対象として設定された。一方、いんげんまめ、だいず、えんどうまめ、そらまめ、豆類（種実）のみに登録されている薬剤はこれらの豆類（未成熟）には使用できなくなった。ここではえだまめまたは豆類（未成熟）に登録のある薬剤を示した。