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バッタの仲間。成虫・幼虫が食害する。
体長は３〜５センチで頭が尖る（写真1）。多くは緑色だが、淡褐色の虫もいる。
成虫・幼虫とも同じ形で、成虫には翅がある。
名前のとおり、大きな虫が小さな虫を背負っていることがある。下の大きな虫は雌で、上の小さな虫は雄である。

畑の外から侵入してきて、葉をかじって穴をあける。
被害は派手だが、成葉を食べるため、生育や収量にはあまり影響しない。

年１回発生する。
卵からかえるのは５〜６月だが、若齢幼虫による被害は目立たず、老齢幼虫や成虫が８〜９月に旺盛な食欲で食べる。
キャベツ・シソ・キクなど、さまざまな野菜や花に発生する。

葉が少しぐらい食べられても、収量にはほとんど影響しないため、虫が少ない場合の防除は不要である。
オンブバッタに対する登録薬剤はない。
雑草地からの侵入が多いので、雑草を刈り取る。

注．2003年の改正農薬取締法施行にともなって、豆類（未成熟）（さやいんげん、えだまめ、さやえんどう、実えんどう、未成熟そらまめ、未成熟ささげ、未成熟ふじまめなど）という作物群が登録対象として設定された。一方、いんげんまめ、だいず、えんどうまめ、そらまめ、豆類（種実）のみに登録されている薬剤はこれらの豆類（未成熟）には使用できなくなった。ここではえだまめまたは豆類（未成熟）に登録のある薬剤を示した。