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病害虫・生理障害

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インゲン

アブラムシ類

データ作成年月日:2020/1/24

写真1(YK)

写真2(YK)

写真3(HT)

 カメムシの仲間。成虫・幼虫が食害する。
 インゲンには多くのアブラムシ類が発生し、主なものは黒色のマメアブラムシ(写真1・2)と黄色のジャガイモヒゲナガアブラムシである。

被害

 マメアブラムシは葉や莢に0.5〜2ミリくらいの虫が群がって汁を吸い(写真1・2)、多発すると虫が出す粘質の排泄物で濡れたり、排泄物の上に黒いかび(すす病)が発生して汚れる。
 ジャガイモヒゲナガアブラムシは1〜3ミリくらいの虫で、葉裏に5〜20匹くらいのまばらな群れを作って汁を吸い、吸われた部分が黄色(後に褐色)になる(写真3)。病害と間違いやすいが、葉裏に虫や白い脱皮殻があるので区別できる。
 汁を吸う時にウイルス病を媒介する。ウイルス病は生育初期が特に問題で、葉の色がまだらになったり、葉や株が奇形になる。

生態

 2種類とも春から秋まで10回以上発生を繰り返し、マメアブラムシは4〜6月、ジャガイモヒゲナガアブラムシは7〜9月に発生が多い。
 卵を産まずに直接幼虫を産むため、短期間に猛烈に増えることがある。一方、天敵が発生し、たくさんいたアブラムシ類が急に減ることもある。
 マメアブラムシは、エンドウ・ソラマメのほか、雑草のカラスノエンドウなどで発生する。ジャガイモヒゲナガアブラムシは、ジャガイモ・キュウリなどで発生する。

防除

 アクタラ顆粒水溶剤、スタークル顆粒水溶剤、アルバリン顆粒水溶剤などを散布する。
 播種時または定植時にアドマイヤー1粒剤を処理すると効果が3〜4週間持続し、ウイルス病の発生も抑えられる。
 サンサンネットなどの被覆資材を被せて成虫の侵入を防ぐ。

注.2003年の改正農薬取締法施行にともなって、豆類(未成熟)(さやいんげん、えだまめ、さやえんどう、実えんどう、未成熟そらまめ、未成熟ささげ、未成熟ふじまめなど)という作物群が登録対象として設定された。一方、いんげんまめ、だいず、えんどうまめ、そらまめ、豆類(種実)のみに登録されている薬剤はこれらの豆類(未成熟)には使用できなくなった。ここではさやいんげんまたは豆類(未成熟)に登録のある薬剤を示した。

ご注意

文中に記述のある農薬の登録内容は、すべて上記データ製作日時点のものです。ご使用に際しては、必ず登録の有無と使用方法(使用時期、使用回数、希釈倍数、処理量など)をご確認ください。

農薬登録のない薬剤を使用したり、登録条件以外の使用をすることは、農薬取締法で禁止されておりますので、生産物の商品性や産地としての信用を著しく損なう恐れがあります。また、生産者の健康被害に対する配慮も肝要です。

農薬の適用の対象や使用基準など、登録の内容は時期や地域によって異なります。間違った使用をされますと、効果がないばかりか作物に薬害を生じる恐れもあります。

本文の記述には万全を期しておりますが、使用農薬の選択および使用方法につきましては、お近くの種苗専門店や農協、公共の指導機関などにご確認の上、使用される農薬の注意書きをよく読んでお使いくださるようお願い申し上げます。

病害虫の診断は、判断が非常に難しい場合があります。詳しくは、農協または公共の指導機関にご相談ください。