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病害虫・生理障害

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シュンギク

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◎ウイルスによる病害（V）

◎糸状菌（かび）による病害（F）

シュンギク葉枯病

データ作成年月日：2024/1/26

写真1(SK)

▲初期の症状。直径３mm程度の淡褐色〜褐色の病斑ができる

写真2(SK)

▲拡大融合して不整形の病斑となる

写真3(SK)

▲後期の症状。葉肉部分に広がり、芯だけまたは葉柄だけとなることもある

症状（診断）

葉・葉柄・茎に発生する。葉に初め、直径３mm程度の淡褐色〜褐色の病斑ができ、やがて拡大融合して不整形の病斑となる。葉肉部分に広がっていき、湿度が高いと葉をほとんど枯らして、芯だけまたは葉柄だけとなることもある。病斑の表裏に黒ずんだ灰色の菌そう（かび）を生じる。発生すると著しく商品価値を落とすことから、注意が必要である。

発生の仕組み

病原：糸状菌（かび）　サーコスポラ クリサンテミ
罹病組織に病原菌が残って発病を繰り返す。ハウス栽培でやや高温条件下で多湿となると発生しやすい。ハウス栽培では、過湿にならないよう換気することが重要である。

防ぎ方

発生を経験した圃場では、排水をよくするなど湿度を低く管理する。マルチなど土のはね上げ防止対策も有効である。チューブ潅水など作物に直接水のかからない潅水方式とすることで被害発生を軽減できる。

ご注意

文中に記述のある農薬の登録内容は、すべて上記データ製作日時点のものです。ご使用に際しては、必ず登録の有無と使用方法（使用時期、使用回数、希釈倍数、処理量など）をご確認ください。

農薬登録のない薬剤を使用したり、登録条件以外の使用をすることは、農薬取締法で禁止されておりますので、生産物の商品性や産地としての信用を著しく損なう恐れがあります。また、生産者の健康被害に対する配慮も肝要です。

農薬の適用の対象や使用基準など、登録の内容は時期や地域によって異なります。間違った使用をされますと、効果がないばかりか作物に薬害を生じる恐れもあります。

本文の記述には万全を期しておりますが、使用農薬の選択および使用方法につきましては、お近くの種苗専門店や農協、公共の指導機関などにご確認の上、使用される農薬の注意書きをよく読んでお使いくださるようお願い申し上げます。

病害虫の診断は、判断が非常に難しい場合があります。詳しくは、農協または公共の指導機関にご相談ください。