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セミやカメムシの仲間。成虫・幼虫が食害する。
ワタアブラムシ（写真1）が主で、モモアカアブラムシなどほかのアブラムシ類も発生する。
体色は黄色・緑色・褐色・灰色・黒色などさまざまで、体長は0.5〜３ミリ。

成虫・幼虫が葉や茎の汁を吸うため、株が弱る。
ワタアブラムシが新梢で多発すると、葉が内側に巻いて丸くなる（写真2）。
汁を吸って糖分を含む液体を排泄するため、多発すると排泄物の上に黒いかび（すす病）が発生する（写真3）。
汁を吸うときにウイルス病を媒介する。

春から秋まで10回以上発生する。雑草などから飛来し、５〜６月に多く、夏は少ない。
繁殖が非常に速く、１〜２週間で激発することがある。一方、天敵が発生して急に減ることもある。
キュウリ・ナス・キクなど、さまざまな野菜や花で発生する。

コルト顆粒水和剤、ウララDF、スタークル顆粒水溶剤、アルバリン顆粒水溶剤などを散布する。
育苗期〜定植時にベストガード粒剤、定植時にアクタラ粒剤５、ダントツ粒剤などを処理すると、その後３〜４週間、虫の発生を抑える。
育苗期後半〜定植時にモベントフロアブルを潅注処理する。
家庭菜園では発生の多い春にサンサンネットなどの被覆資材を被せて成虫の侵入を防ぐ。銀色のポリフィルムを畝面に敷いて成虫の飛来侵入を防ぐ。