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セミやカメムシの仲間。成虫・幼虫が食害。
オンシツコナジラミの成虫（写真1）は白色で翅をもち、体長２ミリ、幼虫は緑色半透明の小判形で体長１〜２ミリ。タバココナジラミの成虫は白色で翅をもち、体長２ミリ、幼虫（写真2）は黄色半透明の小判形で体長１〜２ミリ。

成虫・幼虫が葉の汁を吸うので株が弱る。
ウイルス病を媒介する。特にタバココナジラミによるトマト黄化葉巻病（TYLCV）の被害が大きい。
汁を吸って糖分を含む液体を排泄するため、多発すると排泄物の上に黒いかび（すす病）が発生する（写真3) 。

春から秋まで７〜８回発生し、６〜９月に多い。ハウスでは１年中発生する。
ハウスで多く、露地では少ない。
ナス・キュウリなど、さまざまな野菜や花で発生する。

グレーシア乳剤、ベネビアOD、モベントフロアブル、コルト顆粒水和剤などを散布する。
播種前〜生育期にスタークル粒剤、アルバリン粒剤などを処理する。育苗期後半〜定植時にベリマークSCを潅注処理する。
天敵（オンシツツヤコバチなど）が発売されている。オンシツツヤコバチに寄生された幼虫はオンシツコナジラミでは黒色（写真4）、タバココナジラミでは褐色になる。

注．2003年の改正農薬取締法施行にともなって、登録作物がトマトとミニトマトに分離された。ここでは２作物に共通の登録薬剤を示した。