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蛾の仲間。幼虫が食害する。
成虫は褐色で、普段気づくことはない。幼虫は体長１〜４センチで緑色〜褐色。ヨトウガ（ヨトウムシ）・ハスモンヨトウに似るが、体表に３ミリ程度の長く細い毛が生えていることにより区別できる。

果実に直径２ミリ〜１センチの穴をあけて潜り込み、内部を食害する（写真1）。茎に穴をあけて潜り込み、茎が折れることもある。

初夏から秋まで３〜４回発生する。８〜10月に多い。
ナス・キャベツ・レタスなど、さまざまな野菜や花で発生する。

アファーム乳剤、ディアナSC、フェニックス顆粒水和剤、プレオフロアブル、グレーシア乳剤などを散布する。しかし、果実内に潜り込んだ幼虫には効果がない。
幼虫は果実をいくつも渡り歩く。果実の穴や、その穴から出ているふんを見つけ、果実を切り取って処分するのは、原始的なようだが、非常に効果が高い。特に家庭菜園ではすぐれた防除法である。
家庭菜園では５ミリ目合いのネットを被せて成虫の侵入、産卵を防ぐ。

注．2003年の改正農薬取締法施行にともなって、登録作物がトマトとミニトマトに分離された。ここでは２作物に共通の登録薬剤を示した。