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栽培基礎講座

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一般的なポイント 作り方のポイント 1・2年生草花一覧表


1〜2年生草花
百日草(ヒャクニチソウ)
まく時期:5月上旬〜7月上旬
開花期:6月下旬〜10月下旬
花の色:緋紅色、桃、黄、白、橙黄、クリーム
用途:切花、花壇、(高性種)花壇、鉢植え(矮性種)
耐寒性:弱い
百日草(ヒャクニチソウ)はタネまきから植え付けまでいたって簡単で、しかも暑さと乾燥の激しいわが国の夏にも耐え、小枝が多く伸びて次から次に開花するので、咲いている期間が長く、夏花壇に最適の草花といえます。

タネまき
霜降りの心配がなくなった5月以降は露地まきで結構です。これより以前にまくには、フレームや温室などの保温下で箱まきにします。露地まきは、日当たりと水はけのよい所を選び、よく耕してからまき床を作ります。タネはごく薄くまき、まき終わったら川砂か細かい土で、6〜9mmぐらいの厚さに覆土し、ジョウロで静かに潅水します。
発芽するまでは、まき床を乾かさないようにすることが肝要です。それには、まき床の表面に薄く敷きワラをして乾燥を防ぎ、発芽後は直ちに取り除き、徒長しないようにします。

仮植
タネをまいて、3〜4日で発芽します。本葉2〜3枚になったころ、6cm間隔に移植します。仮植床の肥料として1平方メートル当たり、化成肥料1握り、堆肥5kg、石灰か木灰を少量まいて深く耕した後、カマボコ型に床を作ります。追肥は植え付けまでに1〜2回、潅水を兼ねて400倍の液肥を施し、健全な苗を作ります。


植え付け
本葉6〜7枚のころが植え付けの適期です。高性種は放任状態にするか、摘心して仕立てる方法があります。摘心仕立ては、本葉が6〜7枚のころに行ない、4〜5枚の枝を伸ばして開花させる方法です。この場合、放任した株に比べ、数日開花が遅くなります。高性種は50cm株間に植え付けし、風で倒状しやすいので、竹で支柱してやります。
矮性種は25cmの株間で花壇に植えるか、鉢やプランターに植えて移動花壇として好みの場所で楽しむことができます。
元肥は1平方メートル当たり、化成肥料二握り、堆肥8kgを施して深く耕して置きます。百日草(ヒャクニチソウ)は開花期が長いから、途中で肥料が切れて株が衰弱しないよう、適当に追肥してやることも必要です。プランターや鉢植えの追肥には、400倍の液肥を月2〜3回潅水代わりにやります。花壇の場合は、液肥のほかに化成肥料を月1回ぐらい、1平方メートル当たり一握りほど与えて、肥料切れしないように努め、秋まで咲き続けるようにします。
百日草(ヒャクニチソウ)は、乾燥には強いとはいえ、夏の乾燥期には1日1回の潅水が必要でしょう。また乾かさないようにするのと雑草の防止、雨水で土はねから病菌の侵入を防ぐのに、株元に敷きワラをすると有効です。
 

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百日草(ヒャクニチソウ)
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