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栽培基礎講座

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一般的なポイント 作り方のポイント 1・2年生草花一覧表


1〜2年生草花
金魚草(キンギョソウ)
まく時期:9月上旬〜中旬
開花期:5月中〜8月中旬
花の色:赤、黄、桃、白、橙、藤、複色など
用途:花壇、鉢植え、切花
耐寒性:やや弱い
一般に高性切花用種と矮性花壇用種、さらに中性で切花にも花壇にも使える種類があり、そのいずれも花つきのよさと花色の美しさで非常に豪華な感じのする草花です。色は非常に豊富で鮮やかです。切花用種は花が穂状に密について雄大な花穂となり、また花壇用種は株全体に花をつけて満開時の美しさはたとえようもありません。家庭では中性、または矮性種が作りやすいでしょう。ここでは主として矮性種の作り方について説明することにします。

タネまき
春まきもできますが、日長と温度の関係で、株が十分大きくならない間に花をつけることがありますから、通常9月上・中旬の秋まきにします。
タネが非常に細かいので、必ず鉢か箱にまきます。まき土は消毒した土を用いるか、バーミキュライトのようなものを用いるとよいでしょう。タネはばらまきした後、好光性種子であるため覆土はせずに、軽くめりこむ程度に押さえておきます。水は必ず下から吸水させる方法をとり、上からの散水は絶対に避けてください。

移植と植え付け
雨などの当たらない半日陰で管理しますと、7〜8日で発芽してきます。発芽後は適当に間引きしていくらか乾燥気味に保ち、苗の徒長と立ち枯れ病を防ぐようにします。
本葉2〜3枚のころに1度5cm間隔に移植して、薄い液肥などを1〜2回施して苗の生育をはかります。さらに、本葉7〜8枚のころに花壇へ植え付けてから、霜よけ下で冬を越させるか、または3号鉢に鉢上げしてフレーム内で育て、春暖かくなってから植え付けます。植え付け畑は日当たりのよい所であって、堆肥や草木灰、化成肥料などを入れてよく耕し、20〜25cm間隔に配色を考えて植え込みます。

手入れ
活着後3〜4節めでピンチすると、分枝を促して株張りがよくなり、たくさん花がつくようになります。開花は5月中旬ごろから始まり、比較的短期間に満開となります。鉢上げした株は、春4〜5号鉢に植え替えると、鉢花としても利用できます。花が終わったら、3分の1ぐらい刈り込んで追肥を行なうと、1ヵ月半後にはまたもう1度花がみられ、楽しむことができます。
なお、切花用種も矮性種と同じつくり方でよいが、花壇の背景となるように植え込み、倒伏しないように支柱を立ててください。

 

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金魚草(キンギョソウ)
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