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栽培基礎講座

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球根草花の知識 作り方のポイント 球根草花栽培一覧表


球根草花
アイリス
植えつけ:9月中旬〜10月中旬
開花期:4月下〜5月上旬
花の色:青、白、黄色
用途:切花、花壇、鉢植え
耐寒性:強い
オランダアヤメといわれ、地中海沿岸モロッコ地方の原産です。花茎は60〜90cmになります。

種類
アイデアル-濃藍色、エロークイン-黄金色、ゴールデン・ハーベスト-濃黄金色、ブルー・オーション-濃青藍色、ブルー・リボン-濃紫紺色、ナショナル・ベルベット-濃紫色、ホワイト・ウエジウッド-白色、橙色斑入り、ホワイト・パーフェクション-純白色などが主要品種です。

つくり方
花壇にはあらかじめ石灰を1平方メートル当たり150g、有機配合肥料を30gを与えておきます。9月中旬〜10月中旬に150cm間隔、深さ9〜10cmに植えます。植えつけ後は、液肥を月1回施します。年内に葉が伸び、4月下旬から5月にはいって開花します。
球根を翌年に使うためには、6月中旬に葉が黄色くなりかかったとき掘り上げ、球根のついたまま葉をたばねて日陰におきます。

家庭の冷蔵庫を利用して早く咲かせる方法
初夏に掘りあげた球根を冷蔵処理すれば、11月上旬ごろに咲かせることができます。

球根
一番咲かせやすいのはブルー・オーションという品種です。球根は一握りほどもある大きなかたい球根を選びます。おさえてみてブカブカするような球根では、充実していない証拠です。自宅の花だんから掘り上げた球根にしろ、買った球根にせよ、7月になったら、風通しのよい場所にひろげて、よく乾燥させておくことが大切です。

冷蔵処理の仕方
8月になったら、球根をしめった水ゴケにつめてビニール袋に入れ、10度C前後の冷蔵庫の中に入れておきます。多少の温度の上がり下がりはかまいません。その期間は8月いっぱいまで、約4週間の冷蔵ですが、2週間めころに5cm以上も根を出しているようでしたら、さらに温度を7〜8度Cになるよう調節してやります。

植えつけ
球根は根を少し出しているのが普通です。4号鉢なら1球、6号鉢なら3球、ミカンの小箱には12球植えですが、土3割、腐葉土2割をまぜた用土で植えこみます。花壇に植える場合は、球根の首が土の上に出るほどの浅植えとします。根は痛めないように植えます。

置き場所
植えつけ直後はできるだけ涼しい場所におきます。低温処理をした球根は、9月の日陰で、春と錯覚をおこすような体制に入っているのです。根を出すとともに10日もすれば芽も急速にのびてきます。こうなったら少しずつ日当たりに出して、彼岸を過ぎれば庭に出してやります。水は絶対に切らさないことが大切です。植えて55日か60日ぐらいで花が開きます。
 
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