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栽培基礎講座

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球根草花の知識 作り方のポイント 球根草花栽培一覧表


球根草花
コルチカム
植えつけ:8月と11月中
開花期:9〜10月下旬
花の色:桃、藤紫、白色
用途:花壇、卓上開花鉢植え、
耐寒性:強い
ヨーロッパ、北アフリカの原産種で、ユリ科の植物です。

水と土がなくても咲く草花
この球根はおもしろく、一滴の水一塊の土がなくても、秋になれば開花することと、また花と葉、根は球根の中心から出ないで、側面のフート(脚)と呼ばれる突起部から、外皮の下をくぐって上部から出ます。それから、球根と種子からコルヒチンと呼ばれる成分が抽出され、四倍体植物育種に貢献しています。球根は大きく胴回り15〜20cmで、茶褐色の外皮、品種により鐘形や扁球形があり、フートも長短があります。机上で咲かす時は外皮を磨き、出蕾と同時に時々日に当ててやると美しく色つきます。
ただし満足な花を見るには8月下旬から芝生の中や岩組みの間に植え込み、8cmぐらい覆土します。土質は砂質壌土がよく、元肥に油粕、木灰、完熟堆肥などを与えます。葉は翌春になってから、オモトのような濃緑の葉を広げます。6月ごろになると黄変しますから、球根を掘り上げて貯蔵します。
 
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