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栽培基礎講座

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球根草花の知識 作り方のポイント 球根草花栽培一覧表


球根草花
ヒヤシンス
植えつけ:10月上〜11月中旬
開花期:3月上〜4月中旬
花の色:紫、桃、白、黄、赤・青色
用途:花壇、鉢植え、水栽培
耐寒性:強い
シリア、イラン地方の原産で、ユリ科の球根草花です。芳香と美しい色彩は親しまれ、人気の高い球根草花です。砂地でよく生育し、開花は3月に入ってからです。横向きの小花が20〜40個ほど房状に着きます。

植えつけ
10月に入って植えつけます。1平方メートルに30gほどの化成肥料と苦土石灰を100g施してよく混ぜ、12〜15cm間隔に植えます。深さは球根の高さの3倍ぐらいとします。春に芽が伸びたころ、ワラ灰などを追肥として与えます。
鉢植えは5〜6号鉢に大球1個です。用土は畑土、ピートモス、山砂を等量混ぜ、マグアンプKを3〜5gと液肥を発芽とともに月2回を施します。球根の掘り上げは、花のあと葉が黄色くなったときに行なうか、翌年の植えつけのときに分球します。

ヒヤシンスの水栽培
球根の大きいものは水栽培ができます。水栽用のびんも市販されています。あるいはこのびんに準ずるものを、自分で考案してもよく、牛乳ビン、洋酒ビン、コップ、水盤なども利用できます。透明なものは花と共に美しく伸びた白い根の姿も楽しめます。
初めは球根の底部が水面に軽くふれる程度にしておきます。根が伸び出したら、根の長さの3分の2ぐらいが常に水に浸っているように管理します。1ヵ月に3〜4回3分の2ほど水をとりかえますが、このとき、球根を上から手で押さえて、そのまま容器をさかさまにして水を流します。根をびんから抜き出すと次に根が入らなくなります。また無理をすると、根が折れます。初めは半日陰におくか、押入れの暗い所におくか、あるいは新聞紙で覆いをしておきますと、根がきれいに伸びてまいります。葉が伸びるに従い、次第に日光に当て、やがて終日当てるようにします。ただし根が十分に伸びきるまでは、日光に当てないように管理します。


水ごけづくり
灰皿、フラスコ、水盤などに水をふくませた水ごけを入れてつくる方法です。水ごけが過湿にならぬようにします。肥料は根、葉共に出始めてから、ハイポネックスなどを薄めて1〜2回施すようにします。

 
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