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栽培基礎講座

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宿根草花の知識 作り方のポイント


宿根草花
アガパンサス
開花期:6月中旬〜7月
花の色:紫・白。八重咲きもある
観 賞:庭・花壇・鉢植え・切り花
性 質:強い。寒地では防寒
草 姿:株立ち。40〜80cm
植替え:3年目。3〜4月
類 縁:ユリ科。ヒメアガパンサス
原産地:アフリカ南部
 幅のある長い葉を左右に開き、その腋から伸びた茎に紫色の花が咲くことから、ムラサキクンシラン(紫君子蘭)の日本名があります。つやのある葉が茂ると、花が咲かなくても存在感があり、花壇でも鉢植えでも見栄えがします。球根性ではないものの、根茎が太いので乾燥に強く、東京付近では霜に当たって葉が枯れても、根茎は残って春には元気に芽を出します。切り花には花茎の長いものが使われますが、庭や鉢では短い方がよいでしょう。

株分けと植え方
 大株になったら、芽が出始める前の3月頃に掘って、株分けをします。土を落とせば株は分けやすく、3〜5芽を1株として分けます。
 日光のよく当たる、水はけのよい場所が適地です。花壇には40〜50cm間隔、鉢作りでは7号鉢に1株(3芽)植えとし、十分肥料を与えます。

手入れ
 病害虫もほとんどなく、花を十分眺めた後は、花茎を切り、肥料を与えて株を充実させます。冬が寒く、また乾燥する地方では、落ち葉や土を根株の上に盛り上げて守り、さらに寒い地方では、株を掘りあげて凍らせないような場所に埋めて冬越しさせます。
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