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栽培基礎講座

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宿根草花の知識 作り方のポイント


宿根草花
アスチルベ
開花期:6月〜7月
花の色:桃・紅・白
観 賞:庭・花壇・鉢植え
性 質:強い。やや湿りを好む
草 姿:多数直立の株立ち。60〜80cm
植替え:3〜4年目。3月
類 縁:ユキノシタ科。チダケサシ
原産地:日本の山野〜中国
 夏のはじめ頃に、山野の水路近くに生え、桃色の花穂を並べるチダケサシや、白花のアワモリショウマ、中国産の同類などから作り出された園芸草花です。性質は強くて大株となり、堅くて細い花茎がたくさん立ち、桃色や濃い紅色の小花の穂が美しく並びます。庭木の前面に株を散らして植えたり、大鉢に植えて楽しみます。切り花は水揚げがよくないので、長もちしないように思います。

株分けと植え方
 大株になりすぎると、新しい根の張る余地がなくなり、株が弱り花茎が立ちにくくなりますので、掘り上げて株分けをします。家庭では3月がよいでしょう。土をよく落として、1株に5芽程を目安にして分けます。乱暴のようですが楽にできます。
 適地は半日ほど日光が当たり、湿り気のある土地で、乾燥地では株が大きく育たず、花茎の数も少なく、花穂も貧弱です。50cmに1株くらいの間隔で、同じ色のものはまとめて植えます。

手入れ
 すえおきの株は、3月の芽立ち前にその年の元肥を施します。乾燥のひどい場所では、水を与えることも必要です。花が散ったら枯れ茎を切り取り、追肥を与えます。
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