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栽培基礎講座

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宿根草花の知識 作り方のポイント


宿根草花
アメリカフヨウ
開花期:7月〜9月上旬
花の色:白・桃・赤
観 賞:花壇・庭・鉢植え
性 質:強い
草 姿:株立ち。1〜1.5m
植替え:3年目。3月
類 縁:アオイ科。モミジアオイ
原産地:北アメリカ南東部
 フヨウに近縁の宿根草で、大型の株立ちとなり、先のとがった楕円形の葉が発生し、その葉腋から丸くて大きな1日花が、次々と1日毎に咲きのぼっていきます。現在販売される大輪咲きの系統は直径30cm以上にもなり、初めて見る人は驚きますが、庭で咲いた時には、茎葉や周囲の景観との調和がとれず、奇異に感じることがあります。好みに合わせて系統を選ぶことをおすすめします。
 性質は大変に強く、日光が当たりさえすればどこでも育ちます。原種は湿地に生える植物なので、湿った土地でも大丈夫でしょう。

株分けと植え方
 丈夫な草花とはいいながら、3〜4年も経つと弱ってきて、元気な茎が出なくなります。新しい健全な根が伸びなくなるのが原因ですから、春の芽立ち前に株を掘り上げ、若々しい良い根の出ている部分を取り分けて植え込みます。種子をまけばよく生えてよい苗が育ちますが、花色は変わります。
 公園や学校、工場、道路端の植え込みや花壇に適し、大きく育つと雑草にも負けません。1平方mに1株で十分です。

手入れ
 害虫ではハマキムシがついて葉を巻き込んでしまうので、まめに手で取るか、浸透性の殺虫剤を早めに散布して防除します。冬には枯れた茎を地際で切り取ります。
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