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栽培基礎講座

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宿根草花の知識 作り方のポイント


宿根草花
オオベンケイソウ
開花期:9月
花の色:桃・紅
観 賞:庭・花壇・鉢植え
性 質:強い。多肉質で乾燥に耐える
草 姿:株立ち。30〜40cm
植替え:3年目。3月〜4月
類 縁:ベンケイソウ科。ミセバヤ
原産地:中国
 庭や花壇で育てられるこの草花は、日本の山野に生えるベンケイソウより株が大型で、緑白色の葉は花が咲かない季節にも美しく眺められ、庭でも花壇でも存在感があります。日当たりのよい乾燥地に育ち、花が咲くとセセリチョウがたくさん飛んできます。

株分けと植え方
 春の新芽が伸びる頃に株分けして、3芽1株くらいに割り分けます。切れてしまったものを挿し木しても、よく根付いて増える丈夫さです。間隔は30〜40cmでよいでしょう。鉢植えも立派で、6〜7号鉢に1株植えとします。
 鉢植えや花壇でよく育つミセバヤも同じセダムの仲間の多肉植物で、細い茎がたくさん出て緑白色の葉を3枚ずつつけ、先端に淡紅色の花が球となって咲きます。同類には、ツガルミセバヤ、ヒダカミセバヤ、カラフトミセバヤがあり、山野草としてロックガーデンに植えます。株分けの仕方は全く同様で、ただ草姿が小さいだけです。こうした多肉質の植物は、石垣や斜面を利用して育てると楽しめます。

手入れ
 葉を食べて綴り合わせるメイガの幼虫が発生することがあります。オルトランなどの浸透性の殺虫剤を根元にまいておけば、防除できます。
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