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栽培基礎講座

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宿根草花の知識 作り方のポイント


宿根草花
オミナエシ
開花期:7月〜9月
花の色:黄色
観 賞:庭・花壇・鉢植え・切り花
性 質:強い
草 姿:直立株立ち。80〜100cm
植替え:3年目。周りの子苗を植える
類 縁:オミナエシ科。オトコエシ
原産地:日本の山野〜シベリア東部
 夏から秋の山野を彩る野草で、細やかな黄色の花がおとなしく、秋の七草の1つでもあります。夏の初めごろから咲き出す夏の花でもあり、花柄(かへい)も黄色で残り長く眺められます。背丈の低いタマガワオミナエシという品種もありましたが、最近はまったく見られません。これは北陸地方の海岸に生える、ハマオミナエシを栽培化したものでした。オミナエシは園芸的な改良は、ほとんど行われておらず、野生そのままの草花といってもよいでしょう。
 近縁のオトコエシは茎が太く、茎葉に毛が多く、乳白色の花が咲き、オミナエシほど繊細ではありません。共通の特性は、花を付ける茎は2年生で花後には枯れ、まわりに育った葉を茂らせた苗が、翌年花を咲かせる株に育ちます。これを知らないと絶やしてしまいます。

株分けと植え付け
 同じ場所に3年ほども育つと弱ります。親株からほふく枝が出て、周辺に子苗が育つので、これを初秋または春先に分けて別の場所に植えると、夏には花茎が立ちます。育ちが悪いともう1年遅れます。日当たりと水はけのよい場所に、30cmに1株植えます。鉢作りでは、6号鉢に1本、7号鉢に2〜3本植えます。
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