調べる

栽培基礎講座

戻る


宿根草花の知識 作り方のポイント


宿根草花
カンパニュラ
開花期:5月〜6月
花の色:青紫・白
観 賞:庭・花壇・鉢植え・切り花
性 質:寒さに強く、暑さに少し弱い
草 姿:株立ち。10〜100cm
植替え:2〜3年目。9月
類 縁:キキョウ科。ホタルブクロ
原産地:主にヨーロッパ
 日本には4種しか自生しないこの仲間も、北半球全体では250種、ヨーロッパには大変多く、草花と栽培されるものが60種くらいはあるでしょう。カンパニュラとは鐘形の花からつけられた属の名で、いずれも鐘形の花で青紫色です。最も花が大型のフウリンソウが2年草である以外、栽培されるものはほとんど宿根草で、高山高地生のものが多く、ロックガーデンにたくさん植えられています。残念ながら暑さに弱いものが多く、日本ではわずかな種類しか育てられません。小型のオトメギキョウは鉢作りに、モモ、ハギキョウ、リンドウ咲きカンパニュラと呼ばれる欧州産のヤツシロソウ、草丈の高いラプンクロイデスなどが、地方や山間地でよく育っています。

株分けと植え方
 2年も過ぎた株を、9月中〜下旬に植え替えします。葉を少し伸ばしているのが新苗で、3芽を1株ほどに分け、大型種は30cm、小型種は15cmくらいに植えます。日当たりと水はけのよい場所が適地で、消石灰を1平方mに200g施して植えます。小型のオトメギキョウは、5芽ほどの株を4号鉢に植えます。

手入れ
 根がよく張れば問題はありません。寒さにもよく耐え、ロックガーデンのような傾斜のある、風通しのよい場所でよく育ちます。
一覧に戻る