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栽培基礎講座

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宿根草花の知識 作り方のポイント


宿根草花
キキョウ
開花期:7月〜8月
花の色:紫・白・八重咲きもあり
観 賞:庭・花壇・鉢植え・切り花
性 質:強く、寒さにも強い
草 姿:直立の株立ち。30〜80cm
植替え:タネまきで苗を育てる
類 縁:キキョウ科。カンパニュラ
原産地:日本の山野〜シベリア
 『秋の七草』の一つとも言われて、古くから庭に植えられてきたおなじみの宿根草です。日本の山野には自生種は絶滅の状態で、完全に庭の園芸草花となってしまったようです。7月には咲きだし、山間地でも真夏に花盛りとなって、秋には花が終わってしまうので、夏の花というべきかと思います。早咲きのものは五月雨キキョウの名で売られており、ホルモンによって矮性化した鉢物も売られています。星形をした濃い紫色のこの花は、庭に1株はあってほしいものです。1 度植えれば株立ちとなって数年は育ち、特に山間地では大株に育ちます。

タネまきと植え方
 株が古くなると莢の数が増え、やがてネマトーダ(線虫)におかされて、ついには弱ってしまいます。タネまきをすれば翌年には花が咲くので、古株はそのままにしておき、新しい苗を植えるようにします。秋には黒光りした小さなタネができ、こぼれタネから苗が育つこともあります。タネが売られているのは、早咲きの五月雨キキョウです。
 春にタネまきすると、秋には1花をつけるものもあり、白い小さなニンジン状の根株が春に売られます。庭では30cmに1株を植えます。鉢植えでは6号鉢に3本植えくらいです。

手入れ
 日光に当て、肥料はほどほどにして、咲き終わった茎を途中で切っておくと秋になってまた開花します。
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