調べる

栽培基礎講座

戻る


宿根草花の知識 作り方のポイント


宿根草花
キク
開花期:8月〜12月。夏ギクは6〜7月
花の色:白・黄・桃・赤・紫紅
観 賞:庭・花壇・鉢植え・切り花
性 質:強く、繁殖力も強い
草 姿:直立の株立ち。40〜100cm
植替え:毎年4月。挿し芽は5月
類 縁:キク科。コンギク
原産地:中国北部で改良
 家庭用には丈夫な小ギクや料理ギク、寒ギクと夏ギクがおすすめです。また買い求めたポットマムも翌年は普通によく育ちますし、色形の美しい嵯峨ギクや伊勢ギクも形にこだわらずに育ててみてはどうでしょうか。

株分けと植え方
 小編ギクの庭植えは、4月下旬に株分けします。2〜3本の1株を30cm間隔に植え、頂点を摘んでおくと枝数が増え、背丈も押さえられます。夏ギクの株分けは9月です。日当たりと水はけのよい場所が適地です。
 鉢植えには挿し芽で苗を作ると、下葉の枯れ上がりが抑えられます。5月中旬に芽先を7cmほど切り、6cmのポットに挿し木用土をつめて挿します。半月ほどで根付くので、9cmポットに培養土で植え、よく根が張ったものを大鉢に本植えします。小苗のうちに芽先を摘めば、脇枝が2〜3本出て株立てにもなります。小ギクでは8月中旬ごろまでに3回ほど摘んで、背丈の低い丸い形に仕立てます。自然に分岐して丸くなる品種も売られています。
 中編咲きは上部のわき芽と脇蕾を摘んで、最後に1つだけ咲かせます。嵯峨ギクや伊勢ギクでは上部の脇枝をそのまま伸ばして、ほうき形に仕立て、1枝に1つずつ蕾(つぼみ)を残します。

手入れ
 害虫のアリマキには浸透性の殺虫剤を根元に散布して駆除します。
一覧に戻る