調べる

栽培基礎講座

戻る


宿根草花の知識 作り方のポイント


宿根草花
キョウガノコ
開花期:6月
花の色:淡紅
観 賞:庭・鉢植え
性 質:強い。寒さにも強い
草 姿:株立ち。50〜60cm
植替え:4年目。3月
類 縁:バラ科。シモツケソウ
原産地:日本
 初夏のころに細やかな紅色の花が美しいキョウガノコは、山原に生えるシモツケソウと同類で、新潟県などに生えるコシジシモツケソウが栽培に移された園芸品とされ、シモツケソウよりはるかに大型です。日本の山野草としての姿から、和風の庭にあうのは当然ですが、情緒のある美しい花です。そっくりの花が咲くシモツケ(下野)は低木で、葉も小さく掌状ではありません。庭で育てられる同類のものでは、西洋種で白花のロクベンシモツケ、日本産で長い紅色の花穂が垂れ下がって美しいカライトソウ(唐糸草)は、ワレモコウの仲間ですが、性質がよく似ていて、同じ育て方でよいものです。

株分けと植え方
 春の芽立ち前に、3〜4芽の1株ほどに分け、30〜40cm間隔に植えます。半日ほどは日光が当たり、少し湿り気のある場所が適地です。

手入れ
 日本産の宿根草で、もともと風土に合った植物ですから、植え込むだけでほとんど手はかかりません。雑草を取り除くこと、肥料を与えることと、乾燥したときには十分水を与えて、葉を枯らさないようにすることが大切です。
一覧に戻る