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栽培基礎講座

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宿根草花の知識 作り方のポイント


宿根草花
クサキョウチクトウ
開花期:7月〜9月
花の色:桃・紫・赤・白・橙など
観 賞:庭・花壇・鉢植え
性 質:強く、日当たりを好む
草 姿:密な株立ち。80〜120cm
植替え:2〜3年毎。3月か10月
類 縁:ハナシノブ科。シバザクラ
原産地:北アメリカ東北部
 真夏の暑さの下で、まっすぐな茎の頂きに大きな花穂が盛り上がり、毎日たくさんの花が咲き散りします。花期が長く、明るい花色の豊富なことがよい点で、都市の中よりも夏休みに地方へ出かけると、どこの家の庭にもあって美しさを堪能できます。オイランソウの俗称でよく知られ、園芸店では宿根フロックスとして売られています。

株分けと植え方
 繁殖力が強いのですぐに大株となり、養分も不足して株が衰え始めるため、3年目の春には植え替えをします。株分けでは古根や腐った根は取り除き、家庭用には小さく分けずに5芽1株くらいにとどめると、根がたくさん付いているのでよく育ちます。
 日当たりと水はけのよい場所を好み、1平方mに5株を目安に植えます。間隔をとって日光をよく当てると、大きくて見事な花穂が育ちます。

手入れ
 根がよく張りさえすれば、特別に注意することはありませんが、葉にうどんこ病の白いカビが広がることがあります。ベンレートなどの殺菌剤をまいて予防します。
 植え替えしない年は、春の発芽前に株の間にその年の元肥を施します。堆肥と緩効性の肥料をまき、浅く土に混ぜ込んでやります。
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