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栽培基礎講座

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宿根草花の知識 作り方のポイント


宿根草花
クレマチス
開花期:5月〜6月。10月(少し)
花の色:紫・青・白・桃・赤
観 賞:庭・垣根・鉢植え・切り花
性 質:強いが、突然枯れることがある
草 姿:つる性。2〜3m
植替え:新しい苗を育てて植える
類 縁:キンポウゲ科。テッセン
原産地:日本・中国・欧州で改良
 「カザグルマ」や「テッセン」などを親として作り出された園芸種で、葉柄を他物に巻きつけてよじ登るつる性植物で、樹木として扱われることもあります。日当たりのよい方が花がよく咲きますが、株が弱りやすい難点があります。また鉢作りも、まめな管理が必要ですから、一般には庭木にからませたり、半日陰に植えて垣根にからませると、毎年咲いて長もちします。

株分けと植え方
 根を長く広く張るつる性植物ですから、植え替えはせず、必要に応じて新しい苗を植える方が得策です。挿し木苗を直接庭植えしても育ちにくいので、ポットか鉢植えで根の張ったものを庭植えにします。半日陰で涼しく、乾ききらない場所が適地で、つる先の葉には日光を当てるとよいでしょう。根株より大きな穴を掘り、大粒の緩効性肥料を施して土をかけ、鉢から抜いた苗を植えます。

手入れ
 花をたくさん咲かせるには、力強い親づるを数多く出させることです。冬の休眠中に鉄線のようなつるをたぐり、根元の何節かを地中に埋めておくと、節から根を出して枯れた際の予備苗となります。つるは横に伸ばして結んでおくと、節ごとに花枝が出て、初夏にはたくさんの花が咲きます。花後に枝を切りつめると、やがて少数ながら2番花が咲きます。
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