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宿根草花 |
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シラン |
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開花期:5月 |
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花の色:紫紅・白(葉に白覆輪) |
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観 賞:庭・花壇・鉢植え・切り花 |
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性 質:強い。よく増える |
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草 姿:株立ち群生。40cm |
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植替え:3〜4年目。3月。暖地は秋も |
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類 縁:ラン科。エビネ |
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原産地:日本南部〜中国 |
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ランといえば育てにくい高級な草花というイメージが強いのですが、ランの1種でありながらシランにはそんな気取りもなく、育てやすい美しい草花です。春の暖かさと共に太い芽が伸び、長いだ円形で鮮やかな緑の葉が2〜3枚開き、紫紅色のランの花が美しく穂咲きとなります。木陰で育ち、地被にもなり、切り花も長もちします。白花があるくらいで変化は少ないのですが、将来は美しい花が作り出されると期待しています。
●株分けと植え方
シランの花茎の元には球状にふくらんだバルブがあり、翌春の若芽はこの脇から出るので、へん平になった球状のバルブが、毎年1個ずつ横に連なっています。バルブは養分を蓄えているので、株分けのときには、このバルブを2つほど付けて切り離すように分けます。切り離した古いバルブからも芽を出すので、繁殖力は抜群です。
適地は半日陰で、適度な湿り気のある場所ですが、バルブは水を蓄えているので、乾燥にも耐えられます。間隔は20cm、バルブが5cm土中に隠れる程度にします。鉢植えでは6号鉢に3本植え、さらに大きなやや浅形の10号鉢などに10本以上植え込むと見事です。
●手入れ
晩秋の葉が枯れるころ、果実をつけた茎を切って乾燥させると、おもしろい飾りになります。
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