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栽培基礎講座

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宿根草花の知識 作り方のポイント


宿根草花
ツルニチニチソウ
開花期:4月
花の色:紅紫・斑入り葉あり
観 賞:庭・鉢植え
性 質:強い。寒さに強い
草 姿:つる茎を長く伸ばす。60cm
植替え:毎年4月。挿し芽は5月
類 縁:キョウチクトウ科。ヒメツルニチニチソウ
原産地:ヨーロッパ
 真夏の花壇の草花ニチニチソウに似て、つるになる性質からツルニチニチソウと呼び、寒さには強いところが違っています。つるは長く伸び、節から根を出して殖えます。根付いた節からは、春になると30cmほどの茎が立ち上がり、この葉腋に花が咲きます。つるを活用して、斜面や崖地に植えます。常緑性の深い緑色が美しく、斑入り葉もあります。
 小型のものにヒメツルニチニチソウがあり、花とともに葉も常緑です。両種ともに斑入り葉の品種があり、大型ポットの寄せ植えでは、外縁に植えてつるを外へ垂らすように使われています。花が咲くのは春だけで、垂れたつるには花が付きません。

株分けと植え方
 親株を分割してもよし、つるの節から根の出たものを苗としてもよし、また茎を切って挿し芽してもよく根付きます。たくさん苗を作るには挿し芽が一番です。
 庭では50cm間隔でも広がりますが、根を張るまではつるが伸びてきません。鉢植えでは腰高の鉢に植えると、つるが垂れて形よく育ちます。吊形とともに中心に1株を植え、つるが四方に垂れるように育てます。

手入れ
 伸びすぎたものは、春先に切りつめると、新しい枝が伸びて再び美しい葉が出ます。
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