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栽培基礎講座

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宿根草花の知識 作り方のポイント


宿根草花
ドイツスズラン
開花期:4月〜5月
花の色:白・淡桃色・斑入り葉あり
観 賞:庭・鉢植え・切り花
性 質:寒さに耐え、半日陰を好む
草 姿:群生。20〜30cm
植替え:3〜5年毎。10〜3月
類 縁:ユリ科。スズラン
原産地:ヨーロッパ中北部
 だ円形でとがった葉と、白い鐘形の下がった花茎の草姿のスズランは、君影草とも呼ばれて北日本の山野には群生するところもあります。園芸店で売られるのは、ヨーロッパ産のものを培養した園芸品種のドイツスズランで、育てやすく、大型の花がよく咲き見栄えがします。花の香りがよいこともスズランの命で、切り花が結婚式でも使われます。

株分けと植え方
 3年もたつと根茎は網目のように張りつめ、株が成熟するためか、花がたくさん咲くようになります。しかしゆきづまって株は衰えてくるので、植え替えが必要です。
 葉が枯れて休眠したら、植え替えに取りかかります。細い根茎が広がり、その先に芽がついていますが、太いものは花芽、細いのは葉芽で花が咲きません。花芽の多い部分を取り分けて植えます。鉢植え用には花芽を選んで使います。販売されるのは、すべて花芽です。
 春は日光が当たり、夏は木陰になる場所が適地です。堆肥に緩効性の肥料、骨粉を加えるとよく花が付くとされます。芽の間隔は10cm、土の深さは芽の上に4cmくらいが目安です。乾燥防止には落葉などをかけます。

手入れ
 葉が秋まで残って茂るように、花後に追肥をします。晩秋には堆肥や肥料をまいて、その上に土をかけておくとよい芽ができます。
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