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栽培基礎講座

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宿根草花の知識 作り方のポイント


宿根草花
ヘメロカリス
開花期:5月〜6月
花の色:橙・黄・赤
観 賞:花壇・庭・鉢植え
性 質:強い。1日花
草 姿:株束生。60〜100cm
植替え:3年目。3月または10月
類 縁:ユリ科。ニッコウキスゲ
原産地:日本の山野。欧米で改良
 初夏から夏にかけ、山野の川辺で咲くカンゾウの仲間をヘメロカリスと総称します。八色咲きのヤブカンゾウや高原のニッコウキスゲ、夕方咲くユウスゲも同類です。園芸界では欧米に持ち出され、改良されて逆輸入になった園芸品種が、ヘメロカリスとして扱われるようになっています。ユリに似た1日花ですが、改良品は花着きも多いので長く楽しめ、広々とした公園や学校の植え込み向きです。

株分けと植え方
 もともと日本産で風土に合った植物ですから、大変丈夫です。大株に育てば見事ですが、そのまま放置すると株が衰えます。3〜4年目の春には株分けをして、元気回復をはかります。芽が出る直前がやり易く、土を落とせば容易に分けられます。
 日当たりのよい場所でよく花が咲き、日陰では株が衰退してしまいます。大型の品種は80cmほどの間隔をとり、大きく育てます。

手入れ
 花茎が伸びるころに大型の白いアリマキが発生して、汁液を吸収します。すぐにマラソン乳剤などをまくか、株元に粒状の浸透性殺虫剤をまくと駆除できます。咲き終わった花茎は切り、お礼肥を与えておきます。
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