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栽培基礎講座

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宿根草花の知識 作り方のポイント


宿根草花
ベロニカ
開花期:5月〜8月
花の色:青紫・白・桃
観 賞:庭・花壇・鉢植え・切り花
性 質:強い
草 姿:株立ち。10〜60cm
植替え:3年目。9月か3〜4月
類 縁:ゴマノハグサ科。クワガタソウ
原産地:北半球
 山野草的な宿根草で、日本にも自生種がありますが、ほとんどは欧米での改良品です。株立ちとなる茎の先に、虎の尾状の花穂が伸び、青紫色の小花が咲くのが共通した特性で、日当たりと水はけのよい場所を好み、ロックガーデン向きの草花です。路傍のオオイヌノフグリも、実はベロニカの1種です。
 大型のルリトラノオ(ロンギフォリア)などは花径や切り花用に、小型のヒメルリトラノオやハイヒメクワガタは浅鉢植え、石垣やロックガーデン式の庭に適します。山陰の海岸生のトウテイランは、葉が白い毛におおわれ、九州西海岸生のハマトラノオは、葉に光沢があり、共に秋咲きで美しく、庭植えでよく増えて育ち、茶花向きです。
 
株分けと植え方
 繁殖力が強いので、株が弱らないうちに、せっせと株分けしておくと長く楽しめます。適期は9月か4月初めで、2〜3芽を1株とし、日当たりと水はけのよい場所に植えます。大型種で25cm間隔、小型種は15cmてす。ロック風の斜面には、どの種も適応します。鉢植えは、水はけよく植えることが肝心で、中心を少し盛り上げるように植えると、見栄えがします。5月に挿し芽すると、よく根付きます。
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