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栽培基礎講座

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宿根草花の知識 作り方のポイント


宿根草花
ホオズキ
開花期:8月〜9月
花の色:白。果実の色は赤
観 賞:庭・鉢植え・切り花
性 質:強い
草 姿:直立株立ち。40〜60cm
植替え:3年目。3月〜4月。タネまきも
類 縁:ナス科。センナリホオズキ
原産地:東アジア
 庭に植え、お盆の切り花のために畑で育てられ、花よりも赤い果実(本当は葉が果実を包み込んだもの)が大型で美しく、根茎を薬用として使う目的でも作られてきました。東京では、浅草寺の四万六千日(7月10日)の縁日で、1年草のセンナリホオズキと共に、かごに植えて売られる縁日植物で、そのために早く色づくものが栽培されます。
 大型で立派なのは丹波ホオズキで、お盆の切り花で売られるのはまずこれでしょう。変わった品種として昔から有名なものは、ヨウラクホオズキ(別名ナギナタホオズキ)で、草姿は小型で細くて曲がった巻葉状のものが、穂となって下がり、赤く色づきます。

株分けと植え方
 1本植えると地下茎が横に広がり、翌年は周辺に数本も茎が立ちます。芽が出始めのころに、地下茎をなるべく長くつけて分け、15cm間隔で植えます。6号鉢には3本植えです。長くて白い地下茎を数cmの長さに気って浅く埋めておくと、芽を出して増えます。半日は日光が当たり、少し湿った場所が適地です。

手入れ
 1番の難物は害虫です。ニジュウヤホシテントウムシとカメムシがつき、葉を食べたり汁を吸ってしまいます。浸透性の殺虫剤で早くからまいて駆除します。
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