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栽培基礎講座

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宿根草花の知識 作り方のポイント


宿根草花
ホトトギス
開花期:9月〜10月
花の色:白地に紫斑・白・紫・黄
観 賞:庭・鉢植え・切り花
性 質:半日陰を好み、乾燥を嫌う
草 姿:株立ち立性。斜生。60〜80cm
植替え:3年目。3月
類 縁:ユリ科。キバナホトトギス
原産地:日本の山野〜台湾
 秋の野草のホトトギスは、昔から庭に植えられ、渋好みの姿が喜ばれてきました。花にある斑点の模様が、鳥の胸毛の模様と似るという命名ですが、ずいぶん時期がずれています。庭では草姿が大型で紅紫色の花のタイワンホトトギスやそれとの交雑品、キバナホトトギスなどが育ちます。

株分けと植え方
 株が密生すると育ちが遅くなるので、3年目の春には植え替えます。芽の出る直前に掘り、3芽1株を目安に分けます。腐った古根は取り除きます。半日陰で少し湿った場所が適地、まったくの日陰では花が咲きません。家の北側や東側でよく育ちます。堆肥や腐葉土を入れ、30cmに1株が目安で、深さは芽の上 3cmに土をかけます。
 鉢植えでは6号鉢に3芽1株で、梅雨明けまではよく日光に当て、真夏は日陰に起きます。

手入れ
 乾燥すると葉が縮み、また病気がついて枯れあがることもあります。地面から土はねが上がると、葉枯れの原因になるので、ピートモスなどを敷きます。鉢植えは地面に置かず、棚の上に置くとよいでしょう。梅雨前にベンレートなどの殺虫剤をまいて病気の予防をすればいっそうよいでしょう。
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