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栽培基礎講座

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宿根草花の知識 作り方のポイント


宿根草花
マーガレット
開花期:3月〜5月
花の色:白・淡黄・淡桃
観 賞:鉢植え・庭・花壇・切り花
性 質:寒さに弱い
草 姿:木立ち性。40〜60cm
植替え:挿し芽で苗を育てて植える
類 縁:キク科。ハマギク
原産地:カナリー諸島。欧州で改良
 春に真っ白なキク花形の花を咲かせるマーガレットは、寒さには弱いので、霜の降りる地方では、鉢植えで育てておき、窓辺に取り込んで冬越しさせます。無霜地帯では、庭植えのままでも大丈夫ですが、最近は都市の中心部でも温度が高く、軒下でも十分冬越しするものを見ます。古くなると茎はかたく木化する木のような宿根草で、キクのように地下茎を出して増える性質はありません。最近広まってきたユリオプス・デージーやパリス・デージー(俗称マーガレット・コスモス)、日本のハマギクなども同様の性質です。
 マーガレットにも黄色や桃色の花、丁字咲きの大型の花が生まれています。

苗作りと植え方
 苗は挿し芽で育てます。9月中旬ごろに、枝先を7cmくらいに切り取り、まわりの葉を2〜3枚取り除き、6cmポットに挿し木用土で挿し芽します。根付いたら薄い液肥を与えてそのまま育て、根がまわったところで9cmほどのポットか鉢に培養土で植え、よく根を張らせて窓辺などで冬越しさせます。
 春になって、この苗を鉢植えやプランター、花壇に植えて花を咲かせます。

手入れ
 大株に育ったものは、花が終わった夏の初めに、枝の間引きと切りつめを行うと、秋には元気な枝が出そろって生き返ります。
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