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栽培基礎講座

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宿根草花の知識 作り方のポイント


宿根草花
マツモトセンノウ
開花期:6月〜7月
花の色:朱赤・濃紅・白
観 賞:鉢植え・庭・切り花
性 質:暑さにやや弱い
草 姿:直立の株立ち。30〜40cm
植替え:3年目。鉢では毎春
類 縁:ナデシコ科
原産地:九州の高原〜シベリア
 リクニスと呼ばれるセンノウの仲間には、美しい花がたくさんあります。山草のフシブロセンノウ、エゾセンノウ、阿蘇山麓に自生のツクシマツモトから改良されたマツモトセンノウ、中国産のガンピや今は幻のセンノウなど、紅色の魅力的な花には、栽培欲をそそられます。いずれも山草的な性質で、山間地や地方では庭植えでよく育ちますが、一般には鉢植えにして、暑さと乾燥を避けて育てます。マツモトセンノウの雑種のハーゲアナや桃色の小花が集まるアメリカセンノウ、タネから育てられるスイセンソウ(フランネルソウ)は、はるかに丈夫です。

株分けと植え方
 マツモトセンノウは、都市の中では鉢植えにすることをおすすめします。早春の芽立ち前に、毎年植え替えるとよく育ちます。根を大切に2〜3芽1株に分け、6号鉢に2株ほど植えます。腐葉土を3割ほど混ぜた用土で、水はけよく植えます。用土には緩効性の粒状肥料を混ぜておきます。

手入れ
 春は十分日光に当て、初夏以後は半日くらい日の当たる場所に置き、乾燥時には十分水を与えます。花後には液肥を与えて、株を充実させます。
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