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栽培基礎講座

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宿根草花の知識 作り方のポイント


宿根草花
リンドウ
開花期:9月〜11月
花の色:青紫・白
観 賞:鉢植え・庭・切り花
性 質:暑さには少し弱い
草 姿:株立ち。20〜40cm
植替え:鉢植えは毎年4月。庭は3年目
類 縁:リンドウ科。エゾリンドウ
原産地:日本の山野
 リンドウは秋の山野ではおそくまで咲き残り、枯れ草の中に鮮やかな青紫色の花が目立ちます。正真のリンドウは低地産で、茎は細く斜めに倒れる性質があります。鉢植えのものは、これを親に改良した園芸品です。高原や高山には、茎の頂にかたまって咲く、オヤマリンドウがあります。東北から北海道にはエゾリンドウがあり、下の葉腋にもたくさん花がつきます。切り花で売られるのはエゾリンドウで、高原の畑で切り花生産が行われます。
 エゾリンドウは暖地の街中では長持ちしないので、低地産のリンドウがおすすめです。ポット仕立てのものは、挿し木苗を植えてホルモンを使って丈を低く仕立ててあります。これを求めたあと、株を冬越しさせて残し、翌年は自然体に育ててみましょう。

株分けと植え方
 春の芽立ちのころに、古株の土を落とすと、芽に長い根のついた苗が残ります。5本ほどを束ね、砂や赤玉土(関東)に腐葉土2割を混ぜた用土で4〜5号鉢の中心に植えます。

手入れ
 半月後に緩効性の粒状肥料を少し与え、日に当てて育てます。6月ごろにもう1回与え、真夏の日中は日除けをします。秋には茎が少し垂れて、風情のある姿で花が咲きます。
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