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センチュウの仲間。成虫・幼虫が食害する。
ネコブセンチュウ類（サツマイモネコブセンチュウ、キタネコブセンチュウなど）とネグサレセンチュウ類（キタネグサレセンチュウなど）が発生する。
虫は土の中にいる。幼虫は体長１ミリ以下の透明で細長い糸クズのような虫で、肉眼では見えない。
成虫は根のコブを注意深く分解すると見つかる。白色半透明の２ミリくらいの水滴のような虫で、全体が丸く、小さい尻尾がある。

生育が悪く、葉が黄色くなり、天気のよい日には葉がしおれる。
ネコブセンチュウが発生すると根にコブがたくさんできたり（写真1）、ヒゲ根が多くなる。
ネグサレセンチュウが発生すると根に赤褐色のシミが多くできて表面がざらざらになる。また、根の先が腐ったり、二股三股になったり、寸詰まりになったり、ヒゲ根が多くなったりする。
キュウリなどのウリ類・トマト・サツマイモなど、さまざまな野菜で発生する。

播種前にネマトリンエース粒剤、ネマキック粒剤などを散布し、深く耕して土の中に薬剤を行き渡らせる。
センチュウ類が好む野菜を連作せず、マリーゴールド・コブトリソウ（クロタラリア）・ソルゴー・イネなどを植えてセンチュウを減らす。