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ダニやクモの仲間。成虫・幼虫が食害する。
赤色のカンザワハダニ（写真1）と薄緑色のナミハダニが発生する。体長は0.5〜１ミリでアズキのような形をしている。

葉裏に成虫・幼虫が発生して汁を吸うため、その部分の色が黄色に抜け（写真2）、葉表から見ても黄色に見える（写真3）。
病害と間違いやすいが、葉裏に虫や虫の抜け殻が見られるので区別できる。

畑の雑草で春から秋まで10回以上発生する。除草剤を散布した後に餌である雑草がなくなって虫が茎から這い登り、被害が発生することが多い。
ナス・スイカ・キクなど、さまざまな野菜や花で発生する。

マイトコーネフロアブル、スターマイトフロアブル、カネマイトフロアブル、コロマイト乳剤などを散布する。
ハダニ類は雑草にも発生し、除草剤の散布直後に作物で発生する場合が多い。除草剤を使わず、黒や銀色のポリフィルムを畝面や畝間に敷いて、雑草を生やさないようにするとよい。

注．2003年の改正農薬取締法施行にともなって、ピーマンとトウガラシ類の区別が明確になった。ここではピーマンに登録されている薬剤を示した。トウガラシ類に使用できないものがあるので注意されたい。トウガラシ類に対する登録はまだ少ないが、積極的に登録が進められており、今後も増える見込みである。