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ホウレンソウ

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ホウレンソウ白斑病

データ作成年月日:2022/1/10

写真1(HW)

▲病斑の周辺の退緑色

写真2(HW)

▲初期の病斑、白色の斑点を生じるのが特徴

写真3(HW)

▲中心部が暗色になり胞子が形成される

写真4(HW)

▲初期の病斑

症状(診断)

ホウレンソウの葉面に、はじめ白色〜淡褐色の小斑点を生じる。病斑はやがて周辺部が褐色、中心部が淡褐色の病斑となり、外縁部分は退色してやや黄色みを帯びる。病斑は、表面が乾くと破れやすくなり、融合して大型の病斑となることがある。また、多湿な環境下では、中心部分に黒色のカビを生じることもある。
本病の特徴は、葉に白色の小斑点ができ、その後、斑点が拡大、融合し多湿環境下では分生子を形成し、その部分が暗色に変色することである。

発生の仕組み

病原:病原菌は、糸状菌類のステンフィリウム ボトリサム<Stemphylium botryosum>(有性世代 プレオスポラ ハーバルム<Pleospora herbarum>の分生子世代とされる)、および、もう一種類ステンフィリウム属菌が報告されている。海外では、ホウレンソウ斑点病菌を5℃、7ヶ月間、培養することで有性世代を形成することが確認されている。生育適温24〜25℃とされ、多湿条件下で発生する。2000年10月、群馬県下の雨よけ栽培のホウレンソウで発生が確認された病害で、岩手県、青森県、北海道でも発生が確認されている。

防ぎ方

ホウレンソウの品種における発病の差はないと考えられる。生育適温下の多湿条件で発生するので、乾燥状態にすることが被害回避につながる。薬剤防除では、アリエッティ水和剤、コサイド3000、ユニフォーム顆粒水和剤が利用できる。発病圃場では、早めにこれらの薬剤を散布する。海外では、種子伝染することが報告されている。

ご注意

文中に記述のある農薬の登録内容は、すべて上記データ製作日時点のものです。ご使用に際しては、必ず登録の有無と使用方法(使用時期、使用回数、希釈倍数、処理量など)をご確認ください。

農薬登録のない薬剤を使用したり、登録条件以外の使用をすることは、農薬取締法で禁止されておりますので、生産物の商品性や産地としての信用を著しく損なう恐れがあります。また、生産者の健康被害に対する配慮も肝要です。

農薬の適用の対象や使用基準など、登録の内容は時期や地域によって異なります。間違った使用をされますと、効果がないばかりか作物に薬害を生じる恐れもあります。

本文の記述には万全を期しておりますが、使用農薬の選択および使用方法につきましては、お近くの種苗専門店や農協、公共の指導機関などにご確認の上、使用される農薬の注意書きをよく読んでお使いくださるようお願い申し上げます。

病害虫の診断は、判断が非常に難しい場合があります。詳しくは、農協または公共の指導機関にご相談ください。