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成虫・幼虫が食害する。
成虫の体色は褐色、体長は１ミリで、細長い。
幼虫の体色は淡黄色、体長は１ミリ以下で、細長いウジムシのように見える（写真1）。

成虫・幼虫が葉の汁を吸い、その部分の色が抜けてカスリ状に白くなる（写真2）。
多発すると株全体が白っぽく見え、株が弱り、枯死する。
秋植え春どりの作型では収穫末期にやや多発することがあるが、実害はない。
北海道の春植え秋どりの作型では夏に多発し、最も問題になる害虫である。
ネギハモグリバエ、ネギコガの被害に似るが、被害部に褐色や淡黄色の細長い虫がいて、非常に小さな丸く黒いふんが見られるので区別できる。
ウイルス病を媒介する。特に、タマネギえそ条斑病（IYSV）の被害が大きい。

春〜秋に５〜10回発生する。秋植え春どりの作型では収穫末期（５〜６月）に多発する。北海道では７〜８月に多発する。
ネギ・ニラ・ニンニクなどネギの仲間の野菜で主に発生する。
さまざまな野菜の新芽、新葉で汁を吸い、葉や果実に傷をつけることがある。

プレオフロアブル（登録はネギアザミウマ）、グレーシア乳剤、ディアナSC（いずれも登録はアザミウマ類）などを散布する。