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エンドウ

エンドウ立枯病・苗立枯病

データ作成年月日:2020/1/31

症状(診断)

 茎や根に症状が見られる。発病すると被害株は生育不良となり、やがて株が黄変して枯死する。罹病株の地際部は黒褐色に変色し、茎には縦にしわが見られ、根が腐敗して脱落している。秋まきエンドウでは春先になってから発病が増加する。 

発生の仕組み

〔立枯病〕
 病原:糸状菌(かび)
  (1)フザリウム アースロスポリオイデス
  (2)フザリウム アベナシウム
  (3)フザリウム スポロトリコイデス
〔苗立枯病〕
 病原:糸状菌(かび)
  (1)ピシウム デバリヤナム
  (2)リゾクトニア ソラニ
 病原菌は土壌伝染する。病原菌は発病を繰り返すごとに土壌中に休眠器官を形成し、病原菌密度が高くなって被害が増加する。 

防ぎ方

 防除対策では、連作によって被害が増加する傾向があり、多発圃場でエンドウの連作を避ける。
 発病圃場では、チウラム80(立枯病)を種子粉衣して播種する。
 リゾクトニア菌による苗立枯病では、キルパー、バスアミド微粒剤による土壌消毒、リゾレックス水和剤の土壌潅注が利用できる。実エンドウでは、立枯病にタチガレン液剤が利用できる。

 注.2003年の改正農薬取締法施行にともなって、豆類(未成熟)(さやいんげん、えだまめ、さやえんどう、実えんどう、未成熟そらまめ、未成熟ささげ、未成熟ふじまめなど)という作物群が登録対象として設定された。一方、いんげんまめ、だいず、えんどうまめ、そらまめ、豆類(種実)のみに登録されている薬剤はこれらの豆類(未成熟)には使用できなくなった。ここでは、さやえんどう、実えんどう、または豆類(未成熟)に登録のある薬剤を示した。

ご注意

文中に記述のある農薬の登録内容は、すべて上記データ製作日時点のものです。ご使用に際しては、必ず登録の有無と使用方法(使用時期、使用回数、希釈倍数、処理量など)をご確認ください。

農薬登録のない薬剤を使用したり、登録条件以外の使用をすることは、農薬取締法で禁止されておりますので、生産物の商品性や産地としての信用を著しく損なう恐れがあります。また、生産者の健康被害に対する配慮も肝要です。

農薬の適用の対象や使用基準など、登録の内容は時期や地域によって異なります。間違った使用をされますと、効果がないばかりか作物に薬害を生じる恐れもあります。

本文の記述には万全を期しておりますが、使用農薬の選択および使用方法につきましては、お近くの種苗専門店や農協、公共の指導機関などにご確認の上、使用される農薬の注意書きをよく読んでお使いくださるようお願い申し上げます。

病害虫の診断は、判断が非常に難しい場合があります。詳しくは、農協または公共の指導機関にご相談ください。