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症状は激しく、葉色のモザイク状の退緑にえそ条斑をともなうことがある。早期に感染すると萎縮枯死することもある。葉だけでなく根部にも発生し、凹凸を生じ、奇形となり肉質が低下する。単独感染の場合にはこのような症状を示すが、重複感染している場合が多く、いろいろな症状を現すので、症状のみから病原ウイルスの種類を特定することは困難である。

病原：ウイルス
　（１）カブモザイクウイルス（TuMV）
　（２）キュウリモザイクウイルス（CMV）
主としてアブラムシが媒介する。種子伝染、土壌伝染はしない。
夏から秋にかけて、高温・乾燥の年には、有翅アブラムシの飛来が多いため多発する。秋作では播種期が早いものほど被害が大きい。また圃場周辺に雑草が多いと、畦畔沿いのカブに多発する傾向がある。

アブラムシによる伝染を防止する。寒冷紗やベタがけ資材による被覆、シルバーマルチなどによりアブラムシの飛来を防止する。発病植物は、見つけ次第抜きとって処分する。殺虫剤によりアブラムシを防除する（アブラムシの項参照）。