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カブ炭疽病

データ作成年月日:2024/1/26

写真1(SK)

▲葉に発生した病斑

症状(診断)

主に葉に発生する。初め葉の表面に針頭大の青白色水浸状でややへこんだ斑点を多数形成し、後に灰褐色〜灰白色円形の小病斑となる。多湿時には病斑部は抜け落ちて穴があく。病斑上には初め淡紅色、後に黒色の小斑点を生じる。

発生の仕組み

病原:糸状菌(かび) コレトトリカム ヒギンシアナム
カブのほか、コマツナ・ダイコン・ハクサイなどのアブラナ科野菜を侵す。被害作物遺体上で生存し、胞子を形成して雨滴によって伝搬する。
8〜10月に発生するが、秋に雨の多い年や早まきで多発する。

防ぎ方

被害作物残さを圃場内に放置せず、圃場の外へ持ち出して処分する。
薬剤防除:登録防除薬剤はない。

ご注意

文中に記述のある農薬の登録内容は、すべて上記データ製作日時点のものです。ご使用に際しては、必ず登録の有無と使用方法(使用時期、使用回数、希釈倍数、処理量など)をご確認ください。

農薬登録のない薬剤を使用したり、登録条件以外の使用をすることは、農薬取締法で禁止されておりますので、生産物の商品性や産地としての信用を著しく損なう恐れがあります。また、生産者の健康被害に対する配慮も肝要です。

農薬の適用の対象や使用基準など、登録の内容は時期や地域によって異なります。間違った使用をされますと、効果がないばかりか作物に薬害を生じる恐れもあります。

本文の記述には万全を期しておりますが、使用農薬の選択および使用方法につきましては、お近くの種苗専門店や農協、公共の指導機関などにご確認の上、使用される農薬の注意書きをよく読んでお使いくださるようお願い申し上げます。

病害虫の診断は、判断が非常に難しい場合があります。詳しくは、農協または公共の指導機関にご相談ください。