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病害虫・生理障害

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オクラ

オクラ葉すす病

データ作成年月日:2024/1/26

症状(診断)

下葉の葉裏に灰白色のかびが散生し、次第に暗色となり、やがてすす状に盛り上がり、葉脈で区切られた角形の病斑をつくる。多発すると葉の表面全体に暗灰色のかびが覆うようになる。裏面のかびには白粉状のかびが見られるようになり、病斑面はすす色から汚白色に変わる。

発生の仕組み

病原:糸状菌(かび) シュードサーコスポラ アベルモシ
病原菌は感染した植物で越冬し、分生子を飛散して伝染する。高温多湿条件下で発生が多く、3月ごろから10月にかけて発生が見られる。

防ぎ方

発病を見つけたらトップジンM水和剤、ファンタジスタ顆粒水和剤、トリフミン水和剤、ベンレート水和剤、ダコニール1000を葉の裏面を中心に散布する。

ご注意

文中に記述のある農薬の登録内容は、すべて上記データ製作日時点のものです。ご使用に際しては、必ず登録の有無と使用方法(使用時期、使用回数、希釈倍数、処理量など)をご確認ください。

農薬登録のない薬剤を使用したり、登録条件以外の使用をすることは、農薬取締法で禁止されておりますので、生産物の商品性や産地としての信用を著しく損なう恐れがあります。また、生産者の健康被害に対する配慮も肝要です。

農薬の適用の対象や使用基準など、登録の内容は時期や地域によって異なります。間違った使用をされますと、効果がないばかりか作物に薬害を生じる恐れもあります。

本文の記述には万全を期しておりますが、使用農薬の選択および使用方法につきましては、お近くの種苗専門店や農協、公共の指導機関などにご確認の上、使用される農薬の注意書きをよく読んでお使いくださるようお願い申し上げます。

病害虫の診断は、判断が非常に難しい場合があります。詳しくは、農協または公共の指導機関にご相談ください。