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病害虫・生理障害

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ピーマン

日焼け果

データ作成年月日:2003/02/03

写真1

写真2

症状

しりぐされ果と見間違いやすいが、日焼け果は健全組織とえそ組織との境界が明瞭で、日焼け組織が白く陥没しているのが特徴。

原因

開花後15〜25日の果面に強い日差しが直射し、果実温度が20〜30分間50℃以上に上昇したうえ、乾燥が加わると日焼け果が発生する。

診断法

症状より診断しやすいが、葉の影の部分の果実には発生が少ないのが特徴。

対策

高温を避ける工夫と、土壌水分の適度な補給が必要。

ご注意

生理障害は、一般には肥料要素の欠乏または過剰により発生しますが、その原因に関しては、単純にその要素のみが欠乏または過剰の場合以外にも、他の肥料要素の多少が影響して起こる場合や、土質やpHなどの土壌条件が影響する場合、温度や水分など気象条件が影響する場合など、さまざまな環境条件が重なって発生している場合が多く、簡単には特定できないことが多々あります。

従って、その対策を講じる場合は、土壌分析を行うなど圃場の土壌条件を把握した上で行うようお願いします。

また、症状が生理障害に類似した病虫害もあり、生理障害との区別が難しい場合があります。詳しくは、農協や公共の指導機関にご相談ください。