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インゲン灰色かび病

データ作成年月日:2020/1/31

症状(診断)

 花・茎葉・莢に発生する。葉に付着した花弁から発生することが多く、葉が水浸状に侵され、淡褐色不整形斑点となり、病斑上に灰淡褐色のかびを生じる。莢では、先端部の花弁から発病が始まり、莢が水浸状に軟腐し灰褐色のかびを生じ、ほこりのように胞子を飛散する。茎葉・莢では発病が進展すると暗褐色の菌核が形成される。

発生の仕組み

 病原:糸状菌(かび) ボトリチス シネレア
 病原菌は被害植物残さ中の菌糸や菌核で越冬し、翌年、発芽して感染する。生育適温は、20〜23℃で、低温多湿条件下で多発する。ハウス栽培で発生が多く、北海道では露地栽培で7〜9月に降雨が多いと発生が増加する。

防ぎ方

 ハウス栽培では、過湿条件下で多発する。換気によりハウス内の湿度を下げる。潅水量を控えるなど、ハウス内を乾燥するように管理する。
 防除薬剤としては、カナメフロアブル、パレード20フロアブル、カンタスドライフロアブル、セイビアーフロアブル20、ニマイバー水和剤、スクレアフロアブル、ファンタジスタ顆粒水和剤が利用できる。

 注.2003年の改正農薬取締法施行にともなって、豆類(未成熟)(さやいんげん、えだまめ、さやえんどう、実えんどう、未成熟そらまめ、未成熟ささげ、未成熟ふじまめなど)という作物群が登録対象として設定された。一方、いんげんまめ、だいず、えんどうまめ、そらまめ、豆類(種実)のみに登録されている薬剤はこれらの豆類(未成熟)には使用できない。

ご注意

文中に記述のある農薬の登録内容は、すべて上記データ製作日時点のものです。ご使用に際しては、必ず登録の有無と使用方法(使用時期、使用回数、希釈倍数、処理量など)をご確認ください。

農薬登録のない薬剤を使用したり、登録条件以外の使用をすることは、農薬取締法で禁止されておりますので、生産物の商品性や産地としての信用を著しく損なう恐れがあります。また、生産者の健康被害に対する配慮も肝要です。

農薬の適用の対象や使用基準など、登録の内容は時期や地域によって異なります。間違った使用をされますと、効果がないばかりか作物に薬害を生じる恐れもあります。

本文の記述には万全を期しておりますが、使用農薬の選択および使用方法につきましては、お近くの種苗専門店や農協、公共の指導機関などにご確認の上、使用される農薬の注意書きをよく読んでお使いくださるようお願い申し上げます。

病害虫の診断は、判断が非常に難しい場合があります。詳しくは、農協または公共の指導機関にご相談ください。